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2024.03.13

結成25周年のつしまみれ、通算20作目となるCD「バンドは水物」を3月13日(水)リリース!スペシャルレビュー、ロングインタビューをオフィシャルサイトに本日公開!結成25周年記念全国ツアー「バンドは水物」詳細発表!対バンに、キノコホテル、赤いくらげ、THE LET'S GO's等!

つしまみれ

つしまみれ、結成25周年記念フルアルバムCD「バンドは水物」が、3月13日(水)リリース。
リリースを記念して、オフィシャルサイトに行川和彦(ミュージック・マガジン)によるスペシャルレビュー、メンバー3人がレコーディング、作曲秘話を語るロングインタビューも掲載。
2004年のデビューアルバム「創造妊娠」からレビューを書く行川氏に「光が見えてきて解き放たれる最高傑作」だと言わしめた本作。
25周年の覚悟と爆発、正真正銘、名盤の完成だ。
レコーディング、ミックス、マスタリングは、中村宗一郎。
つしまみれは、4月18日よりアメリカ・カナダツアーを開催。
日本でのリリースツアーは、5月18日(土)千葉LOOKを皮切りに全国18都市をまわる。
本日、全国ツアー詳細が公開。
多彩な共演バンドに、キノコホテル、赤いくらげ、THE LET'S GO's、ソープランド揉美山、MELT4、BOMB FACTORY、BO-PEEP、虎の子ラミー等。
チケットは、3月23日(土)一斉発売。
7月6日(土)ツアーファイナル渋谷CLUB QUATTROワンマンは絶賛チケット発売中!
今こそ「つしまみれ」に注目せよ!


つしまみれ レビュー

【レビュー】

http://tsushimamire.com/ja/2024/03/13/post-3567/


つしまみれ インタビュー

【インタビュー】

http://tsushimamire.com/ja/2024/03/13/post-3577/


【つしまみれ結成25周年記念全国ツアー「バンドは水物」】

■2024/05/18(土) @千葉 LOOK
w/キノコホテル
開場/開演:18:00/18:30
チケット:e+ https://eplus.jp/sf/detail/4054810001-P0030001

■2024/05/19(日) @横浜 BuzzFront
w/THE LET'S GO's/MELT4/Bomb Factory
開場/開演:17:00/17:30
チケット:e+ https://eplus.jp/sf/detail/4059000001-P0030001

■2024/05/25(土) @苫小牧 ロックバー JAM
w/DUST BABY
開場/開演:19:00/19:30
チケット:予約 info@tsushimamire.com

■2024/05/26(日) @札幌 KLUB COUNTER ACTION
w/口口宵生/S.T.Y./null/P.P.N.S./Lyrical Fat/他
DJ:ラモーン鉄男
開場/開演:16:30/17:00
チケット:e+ https://eplus.jp/sf/detail/4055800001-P0030001

■2024/05/27(月) @札幌 REVOLVER
w/口口宵生/おばけトンネル/サボテンレコード/他
開場/開演:17:30/18:00
チケット:e+ https://eplus.jp/sf/detail/4055830001-P0030001

■2024/05/31(金) @仙台 FLYING SON
w/THE LET'S GO’s/勃発/秘密のコペカチータ
開場/開演:18:30/19:00
チケット:e+ https://eplus.jp/sf/detail/4060510001-P0030001

■2024/06/01(土) @岩手 北上 バレルハウスカプカプ
ワンマンライブ! OA:チクロ
開場/開演:17:30/18:00
チケット:予約 info@tsushimamire.com

■2024/06/07(金) @越谷 EASYGOINGS
w/振袖パンク/オワリズム弁慶
開場/開演:18:30/19:00
チケット:e+ https://eplus.jp/sf/detail/4055090001-P0030001

■2024/06/14(金) @松本 ALECX
w/赤いくらげ/ヨシハラシオリ/他
開場/開演:18:00/18:30
チケット:e+

■2024/06/15(土) @新潟 CLUB RIVERST
w/赤いくらげ/終活クラブ/虎の子ラミー/British Shorthair
開場/開演:17:00/17:30
チケット:e+ https://eplus.jp/sf/detail/4059340001-P0030001

■2024/06/16(日) @富山 SoulPower
w/赤いくらげ/他
開場/開演:17:00/17:30
チケット:e+ https://eplus.jp/sf/detail/4066960001-P0030001

■2024/06/19(水) @別府 カッパーレイブンス
つしまみれ/他
開場/開演:18:30/19:00
チケット:e+

■2024/06/21(金) @福岡 public bar Bassic.
w/赤いくらげ/BO-PEEP
開場/開演:18:30/19:00
チケット:予約 mail@bassic.jp

■2024/06/22(土) @松山 Double-u Studio
w/赤いくらげ/他
開場/開演:17:30/18:00
チケット:e+

■2024/06/23(日) @岡山 PEPPERLAND
w/赤いくらげ/ソープランド揉美山/156/オッス!オラ和人!/ローレライズ
開場/開演:16:30/17:00
チケット:e+ https://eplus.jp/sf/detail/4069060001-P0030001

■2024/06/29(土) @大阪 堺 FANDANGO
ワンマンライブ!
開場/開演:18:00/18:30
チケット:e+

■2024/06/30(日) @名古屋 CLUB ROCK'N'ROLL
ワンマンライブ!
開場/開演:17:30/18:00
チケット:e+ https://eplus.jp/sf/detail/4067790001-P0030001

■2024/07/06(土) @渋谷 CLUB QUATTRO
ツアーファイナルワンマン
開場/開演:16:00/17:00
チケット発売中!
チケット:ぴあ https://w.pia.jp/t/tsushimamire/

全公演2024/03/23(土)チケット発売開始!
ツアーファイナルCLUB QUATTRO公演のみ、チケット発売中!


つしまみれ 『バンドは水物』

【アルバム情報】

つしまみれ
『バンドは水物』


発売日:2024/03/13
形態:CD
レーベル: Mojor Records
DQC-1676 / ¥3,300
https://ssm.lnk.to/MIZUMONO

[収録楽曲]
01. SHOW YOU MY SOY SAUCE
02. 24030番地に回覧板を回せ
03. 低気圧のせい
04. Double Punch Kick
05. Look Back in Anger
06. サイケデリック自問自答
07. Color
08. バカ元カレー
09. より戻シチュー
10. 迷曲
11. バンドは水物

【オリジナル特典】
タワーレコード各店:オリジナルステッカー
タワーレコード新宿店限定特典:
・抽選特典「サイン入りポスター」
・先着特典「直筆メッセージカード」
ディスクユニオン:オリジナル缶バッチ

【アルバム概要】
つしまみれ25周年アルバム「バンドは水物」リリース決定!
「バンドは水物」とは、つしまみれが結成10周年のライブイベントから生み出した、バンドの儚さ、美しさ、奇跡を表す言葉である。
25年目にしてついに「バンドは水物」をタイトルとしたオリジナルアルバムを作ったつしまみれ。
バンドを続けていくことの辛さも楽しさも知り尽くしたメンバーが、今作った曲たちは、170曲以上ある過去のどの作品とも違う新しいものだ。
この全11曲の中に、全ての感情と経験が詰まっている。
彼女たちの喜び、悲しみ、そして沢山の感動を一緒に楽しもう!!!
また、つしまみれの代表曲「バカ元カレー」の再録がラインナップされたこともポイントだ!あいつのことを踏み台に生きてきた彼女は今、「ヨリ戻シチュー」(笑)!


【レビュー全文】

ジャケットにデザインされたことからもうかがえるように、結成25周年の覚悟が感じられるディープなアルバムだ。メンバーによれば、オリジナル・アルバムだけでなくライヴ盤、ベスト盤、ライヴ限定販売盤、ミニ・アルバムを含めて、これが20枚目とのこと(CD-Rのリリースとシングルは除く)。まさに記念盤である。

今まで以上に何が飛び出してくるかわからない予測不可能なアルバムだ。オープニング・ナンバーの「SHOW YOU MY SOY SAUCE」からして、ラップ・メタルかと思いきやドラマチックかつ破天荒な展開を見せ、徳島県民謡の「阿波踊り」の一節“エライヤッチャ”も挿入。こんな離れ業、つしまみれ以外にはありえない。テレビ朝日『スーパー山添大作戦』の3月度のエンディングテーマになった「24030番地に回覧板を回せ」は、クールなサーフ・ロックンロールで迫る。
 
バンドの心象光景描写のアルバムだから音楽的にもヴァラエティに富み、つしまみれ流のミクスチャーなロックであり、ポップなハイブリッド・スタイルに磨きをかけている。グルーヴィで味のあるベース、タイトで抜けのいいドラム、やわらかくも狂おしいギター、多彩なヴォーカルが織り成す万華鏡サウンド。一発録りでなくてもパワフルなケミストリーに包まれ、メンバー間の交感がプレイに表れているから生々しい。ユーモアの影に隠れがちにも思えるが、つしまみれの真骨頂はビシッ!としたプレイのバンド・サウンド。ミュージャンシップが高いからこそ、“頓智”も光るのだ。
 
スタジオ録音ならではの魅力もいっぱいである。肉体的なサウンドをスピーカーから体感するのが最高なのはもちろんのこと、コーラス・ワークも含めて曲ごとにちょっとした工夫でさりげなく凝った作りだから、ディテールに注意しながらヘッドホンで耳を傾けるも良しだ。レコーディング中に色々とアイデアを出した、録音/ミックス/マスタリング・エンジニアの中村宗一郎(ピース・ミュージック)も、真にグッド・ジョブである。

日本語の歌を軸にした曲ながら、洋楽のテイストが溶け込んでいるのもうれしい。特に70年代末以降のニュー・ウェイヴ〜ポスト・パンク、オルタナティヴ・ロックの要素があちこちから滲み出ている。メンバーが無意識のアーティストも含めて書くと、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、フガジ、ジョイ・ディヴィジョン、ソニック・ユース、プッシー・ガロアの遺伝子も漏れ聞こえてくる。

アルバムの前半はわりとノリノリで気持の上でも走る曲が中心だが、後半になると内省的な色が濃くなるのも『バンドは水物』の魅力だ。6曲目の「サイケデリック自問自答」以降まさに自問自答の曲が連発され、バンドを続けていく彼女たちの苦悩が音や声から聞こえてくるのは、僕だけではないだろう。ふざけているようで真剣、ほんと生身のロックなのだ。
 地味に見えて本作の中核を成す「Color」を挟み、クライマックスの高みにアガっていく重要曲が「バカ元カレー」と「ヨリ戻シチュー」。対の関係の2曲だから共にミクスチャー・ロックだが、単なる一種のラヴソングに留まらず、それぞれの曲に込めた思いがサウンドになっているところに注意するとまた格別だ。10曲目の「迷曲」というタイトルは謙遜しすぎで、照れ隠しでそういう曲名にしたとしか思えないほど正真正銘の名曲。聴けばわかる。シンプルだからこそ深く感動的だ。

その穏やかな余韻をデストロイ!するラストのアルバム・タイトル曲、失神必至である。わらべうた「通りゃんせ」の一節を絶妙に挿入し、1曲目と同じく日本の伝統的な歌の面白さも再認識させる“つしまみれ節”。そして何より、コンスタントな創作とツアーでハードなバンド活動続ける強靭な心の火花が、サウンド化しているところが素晴らしい。

歌詞はメンバーが普段思うことがモチーフのようだが、普遍的に綴られている。ダジャレや言葉遊びはますます絶好調だが、シリアスな色合いも濃くてグッとくる。松田聖子からケイト・ブッシュまでをフォローする本格歌唱力のヴォーカルも、ますます聴きごたえ十分。ほんと声が年々よく出る一方だし、芝居がかった歌い方とは無縁でしっかり発声する歌い方。まりの声にウソはない。

25周年で加速するフラストレイションがモチベーションの一つのアルバムである。ハングリーなアスリートのように切磋琢磨、だから確かにロックしている。アルバム・カヴァーをはじめ、幾度目かのアメリカ・ツアー中の写真で彩ったカラフルな12ページのブックレットもひっくるめて、光が見えてきて解き放たれる最高傑作だ。

(行川和彦)


つしまみれ『24030番地に回覧板を回せ』

【先行配信シングル】

つしまみれ
『24030番地に回覧板を回せ』


2024年1月24日(水)配信開始
https://ssm.lnk.to/24030


◆つしまみれ「24030番地に回覧板を回せ」⇒ https://youtu.be/6X1jZTw3B7c

◆つしまみれオフィシャルサイト ⇒ http://tsushimamire.com

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